solon’s blog

英日日英、中日日中の翻訳業。外国語トレーニングを中心に書いています。

忙しさに飲み込まれないアイデア(1)

帰京したとたんに、業務があふれていた。
目を離していると、たちまちクレームが発生する。



理由はかんたん。
いまの業務は、年寄り(わたしより年齢は下だが)どもの想像をこえて高度化、複雑化している。
なぜそうなるのか。
これは日本の失われた20年に由来する産業横断的な社会構造的な問題だ。



えらくなった年寄りには問題が見えない。
若い世代は、問題の原因が見えない。
苦しむ世代には回答は分からないだろう。



わかった人は、海外に出る。
だから、国内にとどまる人には問題の所在さえわからない。



これは今後10年くらいかかって、バカでもわかるように顕在化する。
たぶん、そのころには修復はできないだろう。



式年遷宮制という神社の再建制度がある。
日本社会も同じで、60年にいっかい破綻するようにできているのかもしれない。
明治も維新から60年で国家崩壊を迎えた。
戦後60年はとうにすぎた。
そろそろ、新しい崩壊時期がやってきたと考えるべきだ。



良いとか悪いとかの問題ではなく、どうやらそれが世の仕組みらしい。



さて、その時期に巡り合わせたときはどうするか。



次の時代をみすえて、生き方と暮らし方を見直す。
ただし、時代瓦解の先鋒として、まず処理できないくらいの忙しさが押し寄せる。
まずは、対処方法を考えることになる。



(この稿、つづく)