ロシア語の本屋さん
ナウカが倒産したというニュースを数日前に知って驚いた。
給料の遅配が続いていたという。
現在は神保町の店舗で、在庫品を売って元社員の人たちの給料を出す予定だとか。
ナウカには何度かいったことがある。
ロシア語の背表紙がならんでいて、気圧された。
なんとか辞書を引いて、読める程度のロシア語力では歯がたたない。
研究者っぽい人が多かった。
母校の大学ではロシア史研究者の御用達で、研究室の机にさりげなく目録があったと記憶している。
ドイツ語の学術書もかなり扱っていた。
東独があったころには、ナウカでドイツ語書籍を買うしかなかったなあ。
ずいぶん前に神保町にいったら、日ソ図書がなくなっていた。
倒産したらしい。
ただナウカ倒産のニュースを知って検索してみたら、10数年間に倒産して、株式会社日ソとして再建されたそうだ。
http://www.nisso.net/
サイトを見る限り、店舗ではないようだ。
場所が場所だけに、確認しにゆくのがおっくうだ。
メールで聞いてみようかな。
破産のお知らせ
http://www.nauka.co.jp/
以下、ナウカ関連のリンクをメモ代わりに貼っておく。
在庫販売
http://www.nauka.co.jp/zaikoannai.html
マップ
http://www.nauka.co.jp/goannai/map.html
今年になってNHKのラジオ・ロシア語講座をきいている。
チェーホフの「サハリン島」を原語で読むという企画にひかれて聞き始めたのだが、
ロシア語の不人気はテキストをみてもわかる。
ほとんど広告がないのである。
NHKの書籍広告とたまにロシア語教育の広告があるだけだ。
隣の大国として、おろそかにできない国だとは思うが、魅力あるカルチャーをだしていない。
二人組のだらしないデュオだけでは、わざわざ言葉を学ぶ気にもなれない。
この調子だと、ロシア語をやっているのは昔大学で専攻した老人ばかりになるのでは?
と思っていたら、フィギュアスケートの安藤美姫が大学でロシア語をとったとか。
これくらいが、ロシア語の明るい話題だろう。