solon’s blog

英日日英、中日日中の翻訳業。外国語トレーニングを中心に書いています。

脱ヨーロッパ

脱亜入欧」という言葉はすでに過去のもの。
いまや近隣諸国と共生する時代だ。

いつのまにか高校でも第二外国語履修が盛んになったらしい。
参考した記事によると、高校全体の14パーセントだそうだ。
履修者は48356人。うち22161人が中国語。
韓国・朝鮮語が8891人。これには、朝鮮学校・韓国学園は入っていないと思われる。数が少なすぎるので。
(在日本大韓民国民団中央本部 http://mindan.org/toukei.php によると、
日本在住の在日韓国人だけで60万人だから。)


ちなみに記事によれば、フランス語履修者が9427人。
ドイツ語が4198人。スペイン語が2688人。
ヨーロッパ系言語は合計しても、中国語にかなわない。


当然といえば当然だが、ロシア語やタガログ語、ブラジル・ポルトガル語はニュース性にとぼしいのか、数に入っていない。
実利性を考えれば、必然的にこうなる。

近隣諸国で将来仕事にかかわるのは、中国と韓国(北朝鮮ではないと思う)だとは思うけれど、「反日」を建国理念とする両国との関係が今度どうなるかは
厳しいものがある。
小泉首相の姿勢は反感を買っているが、いままでの自民党や旧社会党の謝罪路線だけで外交関係がうまくいくはずもない。
少なくとも、自分の信念をはっきり披露する小泉スタイルでなければ、あちらの国とは対話できない。


非情の人・小泉首相のほうが、むしろ外交にふさわしいかもしれないという気がしてきた。
心にもない謝罪をして、ODAをばらまくだけではすまない。
中国語や韓国語を学ぶ高校生たちが、いいたいことをぶつけて、相手と信頼関係を結べるようになったらいいなと思う。


http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/edu/news/20051026k0000m040034000c.html
韓国語:高校の外国語 フランス語を抜いて2位