* とんでも半日デモ
フリー・ライター「ふるまいよしこ」さんの記事をメルマガで読みました。
この人は香港在住のジャーナリストです。
4月9日に起きた北京の「半日デモ」について書いてありましたが、意外な事実がわかりました。
デモに参加したのは、中国のエリートである大学生とヤン・エグだそうです。
彼らは高収入と高い社会的ポジションを約束または保証されている。
だから、底辺層の反逆と考えるのは間違いだそうです。
むしろ、高価な日本製品を購入し愛用できる彼らが、自分たちの所有する日本製品を破壊せず、他人の店舗の日本製品を破壊して喜んでいる精神状況に寒々としたものを感じたと
「ふるまい」さんは書いています。
昨日の上海のデモは、数万人規模に達したから「ふるまい」さんの分析があてはまるかどうか分かりません。
ご自身が書かれているように、報道規制がきびしいので中国国内ではかえって状況がつかめないらしいです。
こうしてみると、中国はかなり病んでいるように思えます。
潜在化している病がどういうかたちで爆発するのか。
そして、そうなったら、わたしたちはどうやって中国の良識ある人と助け合っていけるのか。
用意するべきことは多いようです。