生命度
生命度。
バイタリティーと似た言葉だ。
あまり用例はみないが、なにかの本で見つけて気に入って使っている。
要するに、生物としての人間の動物的な活力を意味する。
「動物精気」とも似ているが、こちらの方は人間の動物的部分を否定的に表現している。
ただ、「度」という言葉は、閾値をあらわしているような語感を感じさせるので、気持ちを表現するのにはとてもしっくりする。
何がいいたいかというと、この生命の根源というべき「生命度」がダウンしていることだ。
それも、人と会ったり、話したりしていると、「生命度」がますますレベルダウンしてしまう。
はっきりいえば、話して元気が出る人にはほとんど会えない。
自分が悪いのか、世の中の元気がなくなっているのか。
原因は何にせよ、生命の度をしっかりさせないと、とっても生きるのがつらい。
うっとおしくて、何もかもいやになる。
うぜーと叫びたくなる。
これは「生命度」が枯渇している証拠だと思う。
ずっとこの調子なので、なんとかがんばってみようと、今日はジムで運動してみた。
あまり変わらないが、やらないよりはましだろう。
とにかく「世界全体、間に合わない」という焦燥と、なんとかなるという無頼と不精のはざまにいる。
なんとか手当しなくちゃ。
じっと我慢して、やり過ごすという戦法もありだと思う。
「辛抱、我慢」
「シコふんじゃった」の相撲部員のかけ声を、ときどきあたまに浮かべて、ひたすらしのいでいる。
そう、もうおわかりだろうが、これは更年期をやりすごすライフハックについて書いているのです。
こんな話、関係ねぇといえた昔がなつかしい。