ファイバーオプティクス EXPO
「光通信技術展 〜ファイバーオプティクス EXPO FOE2010」というものに行ってきた。
http://www.foe.jp/
さすがに IT と違って理科系男子の世界だった。
最近学んだ光学については分かったが、ハードウェアは歯が立たない。
この分野ではさらなる研鑽が必要と思った。
光通信のファイバーオプティスク設計ソフトウェアを担当している技術者の方とお話ができた。
この分野は、部品設計で10年以上のキャリアを積んだトップエンジニアしかできないそうだ。
飜訳をやっているということを話したら、ファイバーオプティスク業界のことをいろいろ教えていただいた。
文系出身のIT飜訳者にはわからない理科系のドキュメント感覚をあらためて感じた。
工業系の飜訳は、言語センスが違うのでかなり難しい。
別の宇宙にいる感じがする。
工学関連の上手な飜訳者の文章でさえ、理科系エンジニアには気持ち悪く感じられるらしい。
すべてのエンジニアがそうというわけではないだろうが。
結局、文章を読むのも書くのも嫌いという理科系出身者にとって、ドキュメントは存在そのものが迷惑らしい。
そうした人たちにとって、丸投げして自分が触らないですむ技術飜訳者ほどありがたいものはない。
いってみれば、ドキュメントなど便所掃除みたいな感覚かもしれない。
しかし、清掃業にだってプライドはある。
きっちり仕事して、信頼される飜訳を仕上げようと心に決めた。