solon’s blog

英日日英、中日日中の翻訳業。外国語トレーニングを中心に書いています。

見慣れるちから

慣れるということは、ものごとをマスターする基本だ。
でも、もっと大事なことは「いつも見ている」いや、もっといえば「いつも触っている」ことではないか。


記憶するちからをなんとか強くしようと思って、あれこれ試してみたが、ポイントは「触っている」ということにつきると悟った。


「一日五分主義」というのが、成人後のトレーニングの核心だが、これはつづめていえば、毎日マスターしたい分野に触るということに他ならない。


ひまと自由はあるけれど、経験値が不足している学生や若者にはあまり効果がない方法ではある。
ただし、中高年にはものすごい効き目がある。


生きているというだけで、若い頃には思いよらない学習能力がそなわっているからだ。
連想力、つまり事物を関連合わせて、つなぎあわせる神経シナプス作成力が中高年には顕著だからだ。


四十歳すぎたら、毎日触る、見る、聞く、食べるというだけでずいぶんいろんなコトが自然にわかってくる。


生き延びたご褒美だと思う。


だから、勉強したいこと、身につけたいことがあったら、毎日触ること。


若いころと違って、特訓はいらない。


触っていれば、特訓以上の成果が必ず身につく。
ぜひお試しください。