こころの王国
ひたすら仕事をする毎日。
消耗モードに入っている。
原因は部門のリストラクチャーの失敗だ。
成果物の品質を、納品水準に保つため、全力で取り組んでいる。
当たり前の努力のはずが、実現が難しくなっている。
きっとこの国のいたるところで、こうした密やかな戦いが繰り広げられているはず。
品質を守る戦いを止めたとき、この国のモノづくりと、サービス産業は息の根がとまる。
この戦いに参戦している企業内少数派の皆さんは、顔色も悪く、青息吐息。
勢力図でも旗色が悪い。
理由は味方が転向、脱落していくからだ。
この戦いは、人の「価値」を守る戦いだ。
勝利で得られるものは、モノではないだろう。
モチベーション、心意気、大きくいえば、「志」だ。
それは「こころの王国」に属するもの。
製品の品質を守ることは、「こころの王国」の国土防衛、安全保障だ。
「戦い」の比喩がやたらと頭に浮かぶのは偶然ではない。