solon’s blog

英日日英、中日日中の翻訳業。外国語トレーニングを中心に書いています。

よこしま、悪のり

最近、脂肪燃焼しにくい体質になっているらしい。
体重が高止まりして一向に減らない。


そこで、市民体育館のジムに行ってみた。
筋トレしていないので、力の入れ方がいまいちだ。
トレッドミルを20分やると、かなりいい感じに汗がでた。


一時間十分もすると、そろそろ筋肉がわなわなしてきたので、
ストレッチ室で体をほぐす。


日曜の午前中のせいか、ジムにいるのは同じ年とおぼしき人々のみ。
女性もほぼ同じ年代。


くたびれた中年以降が汗を流している環境は居心地がいい。
うーん、われながら、そっちの世界にどっぷり浸かっているのがよくわかる。
すでに糠ミソのなかで、しなびた塩大根のこころ−−である。


ねっちりストレッチして、マッサージ機にもかかったが、やはりキタ!
午後から体中の筋がほどけたような感じで、目も空けていられない。


布団にもぐりこんで、吉川英治の少年小説「神州天馬侠」を読みながら、うつらうつら過ごす。


時代を感じさせる美少年描き全力モードの挿絵(武者絵イラスト−−とでも呼ぶべきか)や、BLテイストの悪おやじがおバカな醜少年(美が少ないから、コチラがホントの美少年?)をいたぶるあたりがなぜか楽しい。
じつは、これこそが国民作家、大文豪の創作意図ではないか。

どうも、そんな気がしてならない。


こんな読み方をしたのは、先週みたアニメ版黒執事(「お前、今週、悪ノリしているだろう」)や、腐女子ねらいの「種がんだむ」のせいだけではあるまい。


BLとは、昭和の昔から青少年(女子を含む)娯楽作品の王道だった!


ところで、残念ながら、劇的な体重の変化はなかったが、体脂肪率は減ったようだ。
よこしまな読書をしつつ、体脂肪が減った−−それだけでも、運動したのは大成功だった。