solon’s blog

英日日英、中日日中の翻訳業。外国語トレーニングを中心に書いています。

これがトランザム! 量子化したワタシ

不思議なことがあった。
昨日、晩酌したあとでさっぱりしたものがほしくなり、主婦室へ伊予柑を取りに行った。

居間にもどったところで、足がもつれて倒れかかった。


奇蹟(?)はそこで起こった。

ぴったりしまっていたはずの観音開きのクローゼットの扉に小指がはさまった。
それも蝶番のある透き間に。


ほんのわずかに透き間に、吸い込まれるようにして小指が消えた。



「しまった、折れる!」
見た目では、ドアの蝶番と蝶番のあいだに、小指が飲み込まれている。
まるで、付け根から消えたみたいだ。


あせったが、あわてて引っこ抜くと、また指の骨が折れるかもしれない。
今年の九月の悪夢が浮かんだ。


そっと観音開きの扉を動かすと、透き間があった。
思い切って、すばやく抜き出す。


まるで虚空から出現したように、指が出てきた。
「よかった、折れていない!」


それにしても、絶妙のタイミングで小指が扉の透き間に挟まった。
再現しようとしてもできなかった。


足がもつれたときに、意識が飛んで、アルタードステーツ状態の身体が不可能を可能にしたのか−−などと考えてしまった。
そんなことはないだろうけれど。


扉に指が挟まったときには、ガンダム00のツインドライブ量子化現象を連想した。
あまりにも情けないざまではあるが。


一瞬、物質を通り抜けて、扉に指が吸い込まれた。
そんな風にしか思えなかったからだ。

人間量子化現象!
人体自然発火を超える自然の驚異!?
−−なんちって


ともかく、量子化から無事、帰還して指もケガがない。
それだけで、う、うれしい。(涙)