植物探偵の散歩道
昨日は東京都環境保全局が選定した「雑木林のみち 小山・金山コース」を歩いた。
家から十分と歩かないうちに緑あふれる雑木林沿いの道に入る。
西武池袋線の線路をこえて、小山台緑地に入る。
ひんやりして、静まりかえった雑木林を抜けると「小山ベルコリーヌ」という都営住宅があり、雑木林の道は一戸建ての集合住宅地域のあいだを抜けて、小金井街道の方向へ伸びている。
雑木林の道は末端になると、ただの街路にすぎない。
黒目川の方向へおれると、東久留米総合高校の前に出る。
クラブ活動の声を聞きながら、所沢街道の方向に向かう。
コカコーラの工場の脇にでてから、川沿いに引き返した。
いまはくちなしの季節で、遊歩道にはいい香りが満ちている。
いきなりユーフォリア(多幸感)に襲われ、鼻のわきを人差し指でなでたくなった。
70年代生まれには謎のしぐさだろう、これは。(笑)
川を歩きながら、携帯で写真をとる。
散歩は植物探偵の大事なフィールドワークだ。
最近は開店休業の「植物探偵」だが、図鑑をみながらの植物探索はあいかわらず続けている。
このごろ、探偵の活動中心は黒目川の川原に増殖する謎の樹木だ。
黒目川の川原は、どうやら二種類の樹木に支配されているらしい。
川に直接インタビューしたことはないが、探偵の目がそう決めつけている。
どうやら一種類はキリの仲間のようだ。こちらは葉っぱのかたちから間違いない。
もう一種類が−−わからない。
なんだろう、これ。
写真をアップしてみた。
いつの日か、この謎がとければいいなと願うばかりだ。
追記:
これはクルミと判明!
もう一種類は、キリではなく、ヤマグワだった。
時間はかかったけれど、分かって嬉しい。