岸田森−−昭和の男は美しい
怪奇大作戦をひたすら見ている。
昨夜は「人食い樹」と「美女と花粉」。
今日は午前中に「京都売ります」「白い顔」。
夜は「霧の童話」「人食い蛾」。
昭和が匂う風景と、今見てさえ斬新な映像感覚につい時間を忘れる。
岸田森や原保美の昭和インテリ男が美しい。
それに比べると、岸辺一徳や西島英俊の平成いい男は、男系フェロモンが
少々足りない。
濾過しすぎて、蛋白になりすぎた日本酒、焼酎−−という感じさえする。
牧史郎も的矢所長もすでに故人。
いい男は昔のフィルムにしかいないのか。
当時の原保美や岸田森は同い年くらいか、年下だ。
同年齢の男って、あまりいいのはいない。
映画俳優では、渡辺謙や佐藤浩市が同じ世代だが、どちらも年下だ。
どうなってんの、これ。
やはり、しらけのダメ世代か、わたしは。