solon’s blog

英日日英、中日日中の翻訳業。外国語トレーニングを中心に書いています。

今日も体力温存の日

今週は火・水・木曜日と忙しい。
気が重いので、今日はひたすら体力を涵養するつもり。


昨日は「北斗の拳」を再読。
ゲド戦記の三巻目は一昨日に読了。
ル・グィンとは相性がわるいのか、今回も指輪物語ナルニア物語ほどには感銘をうけなかった。


大人のル・グィン作品を読んだときにも感じたが、ル・グィンは精神世界が嫌いらしい。
生命については彼女が登場人物に語らせる言葉は、決して深くない。
物質主義的の深淵に落ちた「天使」たちの言葉。
別の意味でいえば、オカルティズムに汚染された精霊主義ともいえる。


グノーシス思想の用語を使ってしまったが、そんな手間をかける必要もないか。。。。。。
たいしたものじゃないといいたいだけだ。


なんでも知っていると思いこむ体質の、思考と直感が不得手なタイプの読者たちにとってのカルト−−それがル・グィン作品の本質だ。


トールキンやルイスほどの深みはない。
ただしルイスの作品は、思弁的な要素で読者を遠ざける。
この種の思弁性は、アレルギー物質となりやすい。
そうであっても、ル・グィンよりはルイスのほうが上だと思う。


ああ、それにしても−−
こんなことを書いているひまがあったら、散歩してひるねするべきだな。
わたしは−−