がんばって休む

なぜか疲れて、一日寝る。
からだがしびれて、あたまがぼーっとする。


昨年、土曜日の明け方床についたまま、目覚めなかった友人を思い出す。
どんな気持ちだったのか。
あるいは、何もしらずに旅だったのか。


無宗教なので法事などはないが、今年は命日に忍ぶ会をする予定。
奥さんと妹さんが企画した。
仲間を集めて出席することにした。


CDを流しながら、寝床に本を持ち込み読んだ。
こむずかしい本だとすぐにうとうとするが、いざ寝ようとすると寝付けない。
夕方になってやっと仮眠できた。


こうした現象は、同年代ではめずらしくないようだ。
元気に週末スポーツするのは例外だ。
休養も「おやじ流生活術」のわざである。


「へたな考え、休むに似たり」ということわざどおり、あれこれ考え込んではおやじ業はつとまらない。
休むことは、がんばる技術の奥義だ。