本を読めない40代
天気が悪く、くたびれていて、まったくいいとこなしの土曜日だ。
今年の大河は不作で見る気がしない。
活字離れは20代よりも、40代のほうが深刻だというニュースを読んだ。
自分自身、TVもほとんど見る時間がない。
家にいる時間と、通勤時間をほぼ読書にあてて、なんとかしのいでいる。
仕事がらみの読書がはいると、小説のたぐいを読む時間などない。
拘束時間が多くて、慢性的睡眠不足の毎日。
いまどきの40代はこんなもんだ。
もっとも1980年代まで、企業社会に入った人間は本をよむことなどまれだった。
社会の情報化や資格取得のために、サラリーマンが本を読んだ時代が続いて、やがて本が読まれなくなり、雑誌で手軽に情報を眺めるようになった。
40代が本を読まないのは、この国のあしきDNAで、いまさら驚くこともない......
だからこそ、頭が柔らかい10代、20代のうちに本を読んでおいてほしいとお父さんたちは願っている。
そんな親心を知っているのか、少年少女は?
マンガを読むのさえおっくうになる年齢(とき)がきっとくるというのに。