撤退の勇気
ガザ地区の入植者の撤退が完了。
シャロン首相の言葉がすべてをあらわしている。
「あなた方は、耐え難いような困難な任務を遂行した。それは、住民にとってもあなた方にとっても困難だったが、イスラエル国家には必要な仕事だった」
(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050822-00000313-reu-int)
もし太平洋戦争当時の首脳陣に、こういうことを実行できる勇気があったら−−
ユダヤ民族は、ローマ帝国時代にマサダの悲劇を味わった。
あのようなことをせず、国家が生き延びる方法としては周辺民族との和解しかない。
イスラエルという国は、その知恵を受け入れることになった。
引用した写真はたしかにかわいそうだが、同時にこれはかつてのパレスチナ難民の姿だ。
大きな幸せのためには、断念しなければいけないこともある。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050822-02646640-jijp-int.view-001
入植者の少女を抱く女性兵士(グシュカティフ入植地群)