solon’s blog

英日日英、中日日中の翻訳業。外国語トレーニングを中心に書いています。

* 六法全書と聖書

アラファトさんがなくなったこともあり、世界の子どもの人権について調べようと思い立ちました。
いや、あまり直接関係はないんですが、故議長をしのんでヤセルアラファトと出産したばかりの双子に命名したパレスチナの若い母親のニュースをみて、パレスチナイラクみたいな戦場に生まれた子どもたちの行く末が気になったのです。
わたしがどうこうできる問題じゃないけれど、国連や国際条約でどうなっているか、とにかくしらべてみたいと思いました。


アフリカの未就学児童や、戦場となった国々の子ども、買春の対象となるアジアの子ども。
世界の子どもを守るために、いろいろな決議があるけれど、実行措置はないというのが実情です。条約をみていても、そのことはみてとれる。
−−これをなんとかするのが、わたしたちのお仕事なんだろうなと思って、暗い気持ちで六法全書を閉じました。


パレスチナつながりで、ふと気になって旧約聖書を読み直しました。
亡国の嘆をうたった数々の預言書をみるにつけ、聖書の文字の向こうから機関銃の銃声や戦車のエンジン音がきこえてくるような気がします。
旧約聖書というのは、現代史そのものです。


いまのイスラエルには、ダビデやソロモンのような軍事指導者よりも、ダニエルやイザヤのような精神的指導者が必要ですね。