郵便と過疎地
都会に住む人には過疎なんてどうでもいい話だろうけれど、
過疎化現象に悩む田舎出身のわたしには気になります。
富山県や滋賀県ではツキノワグマの被害が増えているけれど、
実は北海道でもそう。
山という自然と、人間の住環境の境界が消えつつあるのが原因だそうです。
どうしてそうなったかというと、農村の過疎化と都市住宅地の拡大のために、
境界線の里山が自然回帰したり、住宅地と大自然である「山」が隣接してしまったとか。
自然との共生ということは安直な「癒し」ではなく、生活環境問題になっているんですね。
癒しを求めて、山にわけいり、弁当や食べ物の残りを捨ててくる「アウトドア派」が
いちばん罪深い。
そんな状態の過疎地に、追い討ちをかけるような郵便民営化による郵便局の統廃合。
ほんとに今の郵便配達が維持できるのだろうか。
いまだって田舎に小包を送ることのほうが、外国へメールを出すよりも面倒くさい。
いや、これは別の話でした。(汗)