solon’s blog

英日日英、中日日中の翻訳業。外国語トレーニングを中心に書いています。

* どこも同じ......

ラソン乱入男の正体は、精神に問題をかかえたアイルランド人だとか。
F1やウィンブルドンでも乱入をする「常連」らしい。
執行猶予つきの禁固刑だそうですが、こういう人は法律ではどうにもならない。


しかしこの種の「異人」は中世ヨーロッパ社会では聖なる存在として、一種の尊敬をうけたらしい。
F1やテニス・トーナメント、オリンピックといった現代の宗教的祭典には、この乱入男のような
異人がふさわしいとも思えます。
スポーツ・イベントはいまやおカネとセレブリティという、現代人の神々の祭典なのだから。


ニュース・ネタというより、これは宗教社会学的な「事件」です。
一時期いろいろ調べたドイツの中世祭礼を思い出してしまいました。
人間って、あんまり変わらないものなんですね。