solon’s blog

英日日英、中日日中の翻訳業。外国語トレーニングを中心に書いています。

戦略思考を育てる

いろいろ業界が大変になってきている。
手詰まり感が広がっているだけでなく、翻訳ISOやらFIGSの機械翻訳という黒船が来襲してきた。


いまどき、危機感をもたない産業翻訳者など、時勢にかなり疎いアブナい人だけだろう。


わたしはといえば、タイ語なんかのアジア言語の習得と、既存翻訳の品質底上げでもう手一杯。


正直なところ、危機感が欠落しているか、諦念に沈潜している翻訳者の人とは共闘できないと思う。
それだけ実情はきびしいということだ。


これからはハイレベルな既存翻訳者をたいせつにして、新世代を育成するという方針しかない。
ただ、新世代はおそらくはゆとり世代以降になるだろう。


おおげさにいえば、国家の危機だけど、カッサンドラの声を聞くひとはいないだろうな。


そこまで踏まえて、人生の設計をつみあげることになるだろう。
みんな、わかっていることではあるけれど、とにかくしのぎきる。
しのげば、なんとか次の一手はみえてくる。