solon’s blog

英日日英、中日日中の翻訳業。外国語トレーニングを中心に書いています。

整理と年収

自分にとって、耳が痛くて嫌な言葉。
それは「整理」だ。


「整理」ときいたとたんに、頭がかーっとして理性的ではなくなる。
逆上する。
反撃する。
攻撃性が増大する。


理由はわかっている。
たぶん、このブログを読んでくれた人も察してくれていると思う。


わたしはものが捨てられない。
だからといって、何でも取っておくことはさすがに諦めた。
問題は本だ。
書籍がアキレスの踵だ。


「二度と読まない本は捨てよう」
そもそも、そんな本は買わない。
愛着があるから、買う。
わたしは情報収集だけの本は、立ち読みですます主義だ。


「マンガは捨てろ」
これがいちばん腹が立つ。
ただの活字本なんぞは捨ててかまわないが、マンガは捨てられない。


マンガはコレクションという「モノ」の世界ではなく、愛欲の世界に生きる「愛人」=「囲い者」である。「旦那+囲い者」関係においては、わたしはとても律儀な旦那だと自負している。


だから、愛人と別れろ、切れろは「囲い者」にするまでのこと。
自分が死んだ後の行く末まで考えてやろうという、立派な旦那たるべく蒐集道を邁進している。


ところが、世にはびこる整理の達人どもは、整理が出来るイコール年収が高い、仕事ができるとほざいては、ものを捨てさせようとする。それは一面では正しいのだろうが、この冷酷な人種には「愛人」というものがわかっていないと思わざるをえない。


今日も、別れろ、切れろという婦系図さながらの修羅が。。。。。


蒐集の道は厳しい。
「鬼は外」「福(=絶版本)はうち」と唱えながら、豆まきしようと決意している。