こころの置き処
「こころ」という面倒なものをなだめ、苦しみの原因をとりのぞく。
ブッダのつくった教えの根本は、ここにつきる。
そのためには、「八正道」という方法がある。
ただ、仏教の解説ではないので、「八正道」についてははぶく。
詳しいことなら、wikipediaに載っている。
「こころ」という毒物を消して、人生を楽しく生きる方法を実践するには、「八正道」というメソッドはとても役に立つ。
実践方法としては「四念処」というやり方が初歩であり、終点である。
「四念処」とは、なにか。
じぶんの「こころ」が何を感じ、意思し、当たり前と考えているかを観察する方法論だ。
「四念」とは、①「身体(からだ)がどう感じているか、②自分のこころはどんな感覚、感情を味わっているか、③自分はどんなこを考えるがゆえに、こんな感情、感覚を経験しているのか、欲をかいているのか、④自分は何を当たり前と誤解して、こんな生き方をしているのかを見つめることだ。
難しいようだが、なれると、だんだんコツがわかってくる。
そうすると、腹がたつことがすくなくなり、ストレスが減る。
結局、ストレスは「こんなエラい自分がないがしろにされている」という自我の思い上がりが産むものだ。
どんな言い訳をしようが、自分は特別だという思いから生まれる「他人への怒り」が根底にある。
だから、その理不尽な思いあがりと怒りを狙い撃つ「四念処」はストレス対策に絶対的な効果がある。