ニューズウィークの売却は仕方ない?
ニューズウィークの売却を、親会社のワシントン・ポストが検討している。
いよいよ来るべきものが来たかという感じだ。
昨年だったか、誌面を一新してからどうにも面白くなくなった。
他の読者も同じように感じていたのか、2009年後半には大幅な部数減におちいったそうだ。
高級紙路線とはいいながら、読み応えは以前よりも落ちたのではどうしようもない。
新聞と雑誌の凋落はすでに避けられない。
ただ、英語をブラッシュアップしつづけるにはネットではどうしても足りない。
なぜなら、ネットの英語は易しすぎるから。
活字文化がはぐくんだ英語表現がネット化で単純化されると、しまいには高度な知的読書ができなくなりかねない。
文章の簡素化と、表現力の貧弱、幼児化は連動している。
そうなると、知的な内容を表現する器がなくなる。
もうすでに起きていることではあるが、どこかが踏みとどまってほしいと思う。
がんばっている雑誌や出版社は絶対に応援したい。
ただニューズウィークとはさよならだ。
今年は購読を更新しないことにした。
かつて同誌を愛読したものにとっては寂しすぎる内容になったから。