solon’s blog

英日日英、中日日中の翻訳業。外国語トレーニングを中心に書いています。

中国の一人っ子の悲劇

一人っ子政策がまだ続いているとは知らなかった。
経済は資本主義であっても、政治は国家社会主義だということを改めて思い知った。

中国では女の子は望まれていない。
妊娠中に女の子だとわかると妊娠中絶する風潮があり、2004年には
男児が女児よりも152万人も多く出生している。

自然増からいってもこの差は不自然だから、つまりは望まない妊娠の中絶だ。
未婚ではなく既婚者のあいだで中絶が恒常化しているとみるべきだろう。



「専門家は『二〇年には二十―四十五歳の男性が女性より三千万人多くなる』と指摘して」いるそうだ。


またこんな意見もある。
全人代教育科学文化衛生委員会の李宏規委員は、男女比の不均衡は『貧農農村地区の男性が配偶者を得られないだけでなく、結婚詐欺や性暴力、売春などの犯罪が増加し社会の安定を損なう』と指摘。」


中国の闇はふかい。



1人っ子政策続く中国 男女出生比偏り深刻化 男児、152万人多く
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060203-00000014-nnp-int