solon’s blog

英日日英、中日日中の翻訳業。外国語トレーニングを中心に書いています。

貧困の哲学

テツガクという言葉に、このごろ飢えています。
かつて、哲学少年だったというのに、最近は仕事に迫られて、IT技術関係やビジネス書を読むことが多い。
ブンガクと歴史は生涯のテーマだから、いくら忙しくても本を手放さないけれど、哲学はどうでしょうかね。


なんだか、事実と情報におぼれて、本質の探究をおろそかにしている気がします。
テツガクのないところに、進歩と幸福はありえない。
では、そのテツガクってなんだろう。


わたしにとって、テツガクというのは「幸福学」です。
「しあわせって、なんだろう」「どうしたら幸せなんだろう」
これを自分の周囲と足元を見回し、眼を空の向こうや、地平線のかなたにやるだけでなく、世の音を聞き、世間の匂いをかぎ、ものに触ることから、探っていくのでなければ、人として生きる楽しさはないんじゃないか。


そのためには、見えない色をみて、聞こえない音を聞く練習が要ります。
どうしたら、それができるのか。
本人はわかっているつもりだけど、まだかたちになっていないようです。