solon’s blog

英日日英、中日日中の翻訳業。外国語トレーニングを中心に書いています。

* 東京地裁はすごい

松下の特許侵害で、一太郎の販売中止と製品の破棄いう判決が東京地裁で出ましたね。
正直驚いた。
バルーン ヘルプで特許侵害なら、Windows アプリすべてが抵触するというジャスト・システムの言い分に同感です。


判決はこちら↓
http://courtdomino2.courts.go.jp/chizai.nsf/c617a99bb925a29449256795007fb7d1/79b15c35c791549249256f9b0023169e?OpenDocument

調べてみたら、判決を下した高部眞規子裁判官(東京地裁判事)は味の素の元社員の発明対価訴訟や、VOGUE が日本のマンション販売会社に起こした商標侵害訴訟(マンション名にヴォーグが入っているからダメ!)とか、俳優高知東生高知東急の芸名を禁止する訴訟とか、いろいろ活躍されているスター裁判官です。
だいたい、素人からは「あれれ?」という判決を出す人みたいです。


この方は商標とか著作権の専門家とされているようです。


素人考えだけど、この判決は法律の機械的運用にしか思えない。
日本の産業界のためには、もっと別の方法があるような気がします。


一太郎が使えなくなったら、日本の文筆業、文書作成業務は米国の一社が独占ですものね。(溜息)