solon’s blog

英日日英、中日日中の翻訳業。外国語トレーニングを中心に書いています。

* 露骨に、憂う、懐柔する

日本の大学生には、中学生レベルの子がいることが判明。
すごい時代になったものです。


回答例がすごい。
露骨に=おおげさに
憂える=喜ぶ、進歩する
懐柔する=賄賂をもらう、気持ちを落ち着ける、優しくいたわる


「懐柔する」については、正解(?)の「手なづける」がゼロだったとか。
これは中学生レベルと判定された回答者の答えだそうです。


「三カ月間、週に一度、ひらがな文を漢字かな交じり文に直したり、四つの単文を並べかえて文章にする訓練」というリメディアル訓練をすると、中学生レベルと判定された埼玉県の大学生では一部のテストで平均点が68点から98点にあがったとか。
こうでもしないと、高校生なみの話しさえできないそうです。


救いは比率が国立大学で6%、四年生私立大学で20%、短大で35%。
圧倒的多数というわけでもないらしい。
ただ
五年前にはそれぞれ0.3%、6.8%、18.7%だったのに、これだけ増えるとはやっぱり心配かな。
この調子でいくと、私立大学は40%、短大は70%になることもありえる。
すると児童書いがいの本を読めないでしょうね。


本離れの原因は出版業界の構造不況いじょうに、20代以降の深刻な国語力低下だった。
最近あまりにも幼い小説がベストセラーになるのか謎がとけたような気がします。