* 中国国宝展
上野の博物館で中国国宝展をみてきました。
内容は美術品というより、考古学的遺物がほとんどでした。
中国美術の名品を期待していたので、ちょっと意外でした。
とはいうものの、美は工芸品にあり!
アーチストの作品よりも、中華世界にひたるには今回展示された工芸品のほうが
ふさわしい。
春秋戦国時代の楚の国の遺物がなかなか面白かったです。
ブタそっくりのハイキング用弁当入れなどは、可愛くておもわずにっこりしてしまいます。
秦に滅ぼされた楚という国は、古代長江文明をつたえる伝統ある文化大国です。
中華世界からは長江文明は抹殺されたけれど、道教や意匠にわずかに痕跡を残しています。
今回の展示からも、そうしたものが感じられました。
やっぱり中国は奥が深い。