solon’s blog

英日日英、中日日中の翻訳業。外国語トレーニングを中心に書いています。

* スーパーマンと日本人

昨日は、訃報がふたつ。
かつてスーパーマンを演じたクリストファー・リーブの死亡記事。
そして、人類学者の埴原和郎(はにはら・かずろう)さんの死亡記事。

頚椎骨折から身体麻痺になったリーブは、闘病体験を熱く語る姿が感動的でした。


埴原さんはいまや常識となった渡来系弥生人と土着型縄文人の非連続性をとなえた人。
いまなら常識となっている日本人二重構造説が、新しい学説から広く受け入れられていくプロセスは忘れられません。
この人の学説が登場して、一気に縄文人弥生人がクローズアップされた。
こうやって常識は作られていくのかということを目の当たりにした忘れられない経験です。

わたしにとっては、埴原さんはヒーローでした。