* イスラム過激派
ロシアの学校占拠には、アルカイダが関わっていたらしい。
「タタールのくびき」と呼ばれたモンゴル人の王国キプチャク・ハン国の末裔を
滅ぼして国を建てたロシアは、以後中央アジアのイスラム教徒たちを征服して
大きくなった。
ソ連時代の末期から、中央アジアのイスラム教徒を管理することが重大な政治目標だった。
KGB出身のプーチンも、こうしたイスラム教徒抑圧で業績をあげた人。
チェチェンに対する強硬姿勢も、ロシアの国家的宿命といえます。
しかし、26人のテロリストで負傷者800名近く、死者352名とは被害が大きすぎる。
テロに参加するのは、もう男だけではない。女も自爆テロをいとわない。
この戦いは、武力ではどうにもならない。
いくらロシアが秘密警察を強化しても、無駄でしょう。
今回のロシア軍の強硬姿勢を評価したのは、国内に同じ問題をかかえる中国だけだったのも
暗示的です。
おそらく、やがて中国も国内のイスラム勢力のテロと直面する日がくるに違いない。
この問題はひとごとじゃない。
やがて、日本にも飛び火するのは間違いないからです。