言語処理学会に出席
3月12日と13日に、名古屋大学で開かれた言語処理学会に参加した。
一日目はチュートリアル。NTTの西田京介先生の「機械読解」のセミナーと、大阪大学の林克彦先生の知識グラフのセミナーが勉強になった。
仕事とは関係ないが、北陸先端科学技術大学院大学の橋本敬先生の「進化言語学」が話題的に面白い。言語進化と人類進化をからめた話がとても楽しかった。
二日目は機械翻訳セッションを二コマ聞いた。
NTTの永田先生の「日本語から英語への文脈翻訳テストの提案」がとても勉強になった。このセッションの総括にもなっている。
二つ目のセッションは「文脈考慮型ニューラル機械翻訳」について。
会場の偉い先生方の指摘から、まだまだ考察が足りないらしいとわかったが、方向性は正しいらしい。指摘した先生方は、発表者の師匠なので、弟子に対するフォローだったのかとわかる。
とても勉強になった二日間だった。
とくに線形代数と行列の微積分がグラフとしてイメージできるようになったのが大きい。これは自然言語処理では大きな武器になる。